火曜日は【もっとMOVIE!!】
今日は映画感想をお話します。
こんにちは。
記事のタイトルが呑み助っぽくなりましたが、書いてる本人はお酒弱いです。下戸下戸。
だけど、おいしく感じられるときがあることは知っています。
今回ご紹介する映画の中にも、そんな場面が出てきます。
『ショーシャンクの空に』
この作品はショックなシーン・主人公がかなり酷い目に遭うシーンがあります。ご注意ください。
ちょっとでも「アカン…」と思ったら即回れ右をオススメします。
〜ざっくりしたあらすじ〜
ある夜、主人公のアンディは、妻の間男を射殺した容疑で逮捕されてしまいます。
当の本人は無罪を主張。
しかし、あえなく終身刑を言い渡されショーシャンク刑務所へ投獄されます。
長い長い獄中生活を送ることに。
果たしてアンディにかけられた容疑の真相は?
そして、ショーシャンクから出られる日は来るのだろうか…。
舞台となるショーシャンク刑務所の中には、受刑者たちや看守たちのあいだに作られた独自の仕組みがいくつもあります。
お互いを騙し合い、自分を守るためにはどんな手も使う。
主人公のアンディは元エリート銀行員、ほぼ何不自由なく暮らしていた人。
人間の闇とはほぼ無縁の、言ってみればキレイなお坊っちゃん状態で投獄されています。
そんな彼が、刑務所での過酷な体験やスレスレの取引をしながら生き延びていきます。
かといって、馴染むわけではありません。
受刑者たちのグループ関係のようなものからは一歩離れたところにいながら、ある計画を砂漠の中のアリのような歩みでジワリジワリと、確実に進めていきます。
そんな中、レッドをはじめ図書館のブルックスなど、アンディに他の受刑者にはない雰囲気を感じ取る仲間もできていきます。

自分的、グッときたところ
この映画は主に、先述した登場人物・レッドの回想として語られていきます。
彼はアンディよりも遥かに長いこと服役しているのですが、劇中に何度か「仮釈放の是非を問われる面接」の場面が出てきます。
そこで、面接室に入ってくるレッドに向かって数人の面接官が着席するよう促す言葉遣いにグッときました。
面接の回数が重なるごとに、面接官が受刑者の人権を尊重する言い回しになっていくみたいなんですよね。
時代が変わるほどの年月が経っていることがわかって、なんかこう…、たまらない気持ちになりました。
グッときたところその2。
ブルックスと、トミーのエピソードが…もうね…たまらんのよ…。身につまされるというか……。
観終わった当時の気持ちを思い出してくると語彙力が徐々に消えていく文章ですみません。
(閉じられた世界の作品はだいぶ狂ってるのが多い気がする…。
『ロブスター』とかね!)
狂った世界で自分自身を貫けるかどうか。
世界に合わせて狂う必要なんて全くないんだ、と思いました。
それまでの閉じた世界から、いよいよクライマックスへ。
ラストシーンの画面の切り取り方、最高です。
観終わった直後は憑き物が落ちたような、清々しさを感じました。
閉塞感に風穴を開けたい方は、是非。
今日はこの辺で。ではまた。