今日は かまぼこの日。
飼っていた猫は、かまぼこが大好きでした。
人間の食べ物なので、「猫にたくさんあげてはいけない」と、人間が食べるのに買ってきた時だけのご馳走。
包丁でかまぼこの板から切り離した本体の方ではなく、板に残ったのを薄くへつった(こそげ落とした)ものを小指の先程度の大きさにちぎって、あげていました。
冬場になると、コタツの中に引きこもって出てこない猫。
かまぼこを小さくちぎりながら「クロ〜『か』…」とボソッと呼び振り向くと、
瞬間移動か?! と思うほどのスピードで、鼻の穴を全開にした猫がすでに足元にいたものでした。
まだ『か』『まぼこ』まで言ってないのに、反応してコタツから出てきていたようです。
寒い中、ご苦労さんやで…。
かまぼこ板に張り付いた切れ端を見ると、この猫を思い出します。