ヘンテコ自販機との遭遇

年々、夏が長くなっている気がします。秋、どこいった。

金曜日は【あっちゃこっちゃトリップ】、旅をテーマにお送りしております。
本日は日常の小旅行、『さんぽ』について。

(レア自販機ってどこで作られてるんだろう)

散歩に出ると、近頃は

ちょっと変わった自動販売機とよく出会います。


ジュースの自販機…

だけじゃなくて、冷凍パンの自販機、唐辛子ソースの自販機、出汁の自販機、
などなど。かなりたくさんの種類があるようです。

こないだは、コオロギ入りのクッキーの自販機(なぜかアニメのエヴァン●リヲンっぽい宣伝文句が筐体一面に描いてあった)を見つけました。

一目でわかる、あの文字組みオマージュと思われる宣伝文句

とても惹かれましたが、用事のついでの散歩だったために断念。

…とても惹かれました。
(←ものすごく食べてみたかった、コオロギクッキー…)

当方、初めて行く病院の診察室に入ると、一度では待合室に戻れないレベルの
とんでもない方向音痴なので、この自販機と再会できる気がしない。

うーん、残念です。


さて、散歩しながら、自動販売機が登場する小説を思い出しました。


火浦 功(ひうら こう)氏のSF短編小説集に入っていた作品です。


ボンヤリ記憶しているあらすじ↓

ある日、爆弾が投下されて一瞬で世界が滅亡。
一面が廃墟と灰だらけになっても、
「コーラがよく冷えてるよ、おいしいよ。飲みごろだよ」
と、機械音声の呼び込みを喋り続ける自販機。

そこに、今にも息絶えそうな男が飲み物を求めてやってくるのだが…

たしか、そんな内容でした。

ほんとうに、だーいぶ昔に読んだ作品ですので、記憶違いかもしれません。
どの短編集に掲載されていたのかも忘れています…。

ただ、印象に残る一篇であったことは覚えています。

散歩のよさを再確認

なんか頭がモヤモヤしてやりきれなくなった時、眠いけどやらなきゃ…でもなんだかツラい…

って時は、いっそ外に出てみるのがいいですね。

目的は「無事に行って、無事に帰る」

これだけ。

何も考えず、とりあえず、外に出て、歩く。

足の向くまま歩いていると、ヘンテコ自動販売機だけでなく、

頭の中からも何かを発見してくれるようです。


自室にこもってたら、前述の火浦功氏の小説を思い出すこともできなかっただろうなぁ。


今日はこの辺で。ではまた。


たしか、この短編集だったかな? 違ってたらすみません。

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