手帳とバレットジャーナル

ご無沙汰しております…こんにちは。
月曜日は【お絵描きデイズ】。

今日は、先日まで全体公開しておりましたpixivFANBOXの内容を再編集したものをお送りします。

下記リンク先では、現在私が使用している手帳の中身の写真画像を載せています。
(支援者さま限定公開にしております。ゴメンネ!)
自力で書いてる手帳のフォーマットや、web上での知りたい情報の拾い方なども少しご紹介。

本日は、私が描き続けるための必需品、手帳についてのお話です。


イラストやマンガに限らず、お仕事には「締切」があります。

んで、私はもう幼少時から、とんでもなくスケジュールを立てることが苦手でして…。

夏休みの終わりごろに泣きをみる典型的な子供でした。
その苦手を放置したまま付随する色々をこじらせまして、大人になってからも引きこもりの無職状態を3度ほど繰り返しておりました…。

散らかった自室の部屋に敷きっぱなしにした布団にくるまりながら、ふと、こう思いました。
こんな思考回路のままだと、これからの一生めちゃくちゃつまんなくない…?


んで、本屋さんやコンビニで思考や手帳に関するビジネス書を買って読み漁り、Twitterなどで気になるところを片っ端から いいね とブクマをしまくりました。

手帳に興味を持つうちに、いろんなご縁に恵まれ、手帳を愛する人たちと出会えました。
そんな彼らの影響を受けて、今の自分の思考回路を把握しようと思い、まずは書き出すことにしました。
「見える化」ってやつです。

書き出してわかったこと。
「…どうせ私は、人の言うことも理解できないし、自分で決めたことも守れないやつなんだ…」
私は自分をずっと卑下し続け、漫画家になるどころか普通に働くこともできない、と、何もかもすっかり自信をなくしていたのでした。


ここで気付けたことが2つ。
・自信をなくしている
普通に働いたことがない

…そうです。
やったことないのに「できない」と思い込んでいたんです。


そこでハタと思い出しました。
学校へ行っていたころは、遅刻はほとんどなく、提出物は出せていたほうでした。
…ギリギリだったけど。

ということはつまり、できていたことはあった。
それなら、やったことがないこと=これからできるようになれるかもしれないこと
を増やしていけば、自信を取り戻していけるんじゃないか? と考えました。

・今朝、昨日より5分早く起きれた
・ベランダに出て深呼吸できた
・来月欲しい本の発売日、買いに行く

などなど…手帳を意識して使い始めたときは、こんな感じだったと思います。
でも、ちょくちょく読み返すようにしました。それだけでも、大きな進歩でした。

私はやっと、自分で立てた予定通りに行動できるようになっていったのです。


手帳やスケジュール帳と呼ばれるものは、たいてい中の紙に枠が作られています。
これらの枠は「フォーマット」と呼ばれています。

・月間ブロック
・週間バーチカル
・週間レフト
・デイリー
・ガントチャート

などなど。

検索したら山ほど出てきます。


私の手帳のベースは、バレットジャーナルというものです。

(↑詳しくは上記リンク先の公式サイトでどうぞ!)


この方法が私には合っていました。
あとは過去に使った手帳のフォーマットをアレンジしたりして、手書きの枠線引いて作っています。
手書きの何がいいかというと、「今の自分には合っていないフォーマットかもしれない」と思ったら、次のページからすぐに変えられるとこです。


今でこそ「最初っからこのやり方で手帳を使えてたらなー」とも思ったりしますが、そもそも、いろんな手帳やフォーマットの存在を知らず、使っていなければ辿り着けませんでした。

目立たせたいとこには、かわいいシールや付箋、手帳の本体にアクセサリーなどを付けて、おめかしして楽しんだりもします。

10年ほど色々なフォーマットの手帳を試して、現在の形になりました。
10年後には、また変わっているでしょう。


私にとっては自分の変化を楽しめるようになったのが、一番の収穫でした。



書き殴りたい精神のときは、やめときましょう。そんなときは手帳とは別の、後で破って捨てる紙に書き殴ります。

それには理由がありまして、


手帳を後で読み返すからです。


後でワクワクしながら読み返したいのに、手帳を開けたとたん過去の自分からの罵詈雑言を食らう羽目になり…バチクソ凹みます。そして、そっ閉じ…2度と開ける事はありません。


過去に何度もやらかしたおじさんからの約束だよ。手帳は極力淡々と書こう。
感情を爆発させていいのは、嬉しかったり楽しかったときだけにする、とか、文字や文章のテンションは決めておこうね…。
ほんとに悲しくなっちゃうから…。

使う手帳によって、その時に自分が最も大切に思う物事がわかる気がします。逆もまた然り。

何かにつけすぐ自信を無くす私には、不可欠なツールとなりました。
約束を守れる達成感・充実感は、何物にも替えがたいものです。



突破口が見つからずに毎日がなぜか苦しい方は、気になるフォーマットの手帳や好きなノートを1冊、ペン一本手に取って、ぜひ手帳を書き始めてみてください。


続けてみると、長い長いトンネルの明るい出口が見えてくると思います。



今日はこの辺で。ではまた。




追記:下記の【図解思考の技術】は、私にとってバイブルのような本です。

心がポッキリ折れ(←むしろ複雑骨折だった)いよいよダメになりそうなときにこの本を見つけて読み、たしか1年くらい、書かれていたことをまるごと実践していた記憶があります。
新聞の記事やコラムを図解したり、外出するときのルートを図解したりしていました。

頭が良くなったかはともかく…手帳を書くときに合わせて読むと、頭の中がとてもスッキリ整理される気がします。
今でも時々読み返しています。

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