追憶のモノポリー

土曜日は【遊びたまえ、極めたまえ】、遊びをテーマにお送りしています。

今回は、ボードゲームの思い出をお話します。




私が子供のころ、幼稚園や学校が長期の休みの時には、家族そろって両親の実家へ帰省するのが決まりになっていました。

父方の祖父母の家にはいろんな種類のボードゲームがあり、行くと、必ずと言っていいほど居間に集まり遊んでいました。

…ただし、私はまだ漢字もろくに読み書きできないくらいの子供でしたので、ほとんどのゲームのルールを理解できていませんでした…。

かろうじてまともに遊べた記憶があるのは、トランプのババ抜きくらいです。

ゲームの種類は、トランプをはじめ、UNO、オセロ、人生ゲーム、ダイアモンド、バックギャモン…などなど。

中でも印象に残っているのが、モノポリー。

モノポリーとは、一言で言うと(私的解釈→)不動産中心の人生ゲーム+桃鉄っぽいボードゲーム。
(ていうか、桃太郎電鉄がモノポリーを軸にしてるのか)

んーと、ちょっと気になったので、ウィキペディアさんから引用しますと、

モノポリー(英語:Monopoly)は20世紀初頭にアメリカ合衆国で生まれたボードゲームの一つである。
~(中略)~
自らの資産を増やし、最終的に他のプレイヤーを全て破産させることを目的とする。


https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A2%E3%83%8E%E3%83%9D%E3%83%AA%E3%83%BC
最終更新 2022年3月26日 (土) 14:53


うっわー…めちゃくちゃシビア


ゲームのルールは主に祖父から教わっていたと思うんですが、じいちゃん…。
5歳児の私には無理だべ!!

さて、モノポリーではプレイヤーの中から一人、銀行役(バンカー/親)を決めます。

私には兄が一人いるんですが、兄はこういったゲームルールの飲み込みと頭の回転が速いのもあってか、教わると早々にバンカーを務め、ゲームを進行させていたようでした。

祖父も嬉々として兄に教えていたように私には見えて、その光景がえらく羨ましく思えたものでした。
バンカーが楽しそうだったので、「やらせて~」と駄々こねたことがあったんですが、
「まだお前にはわからんから、ダメだよ」と、やんわり断られました。

(私だけルールを理解できないからだ)…と、仲間外れにされている気持ちになってしまいました。

そんなわけで、私ももう少し大きくなって兄と同じ年齢になれば、あの役をさせてもらえるもんだと、ちょっと期待してワクワクしていたんですね。

マジもんの人生は、マスから外れても必ず誰か(何か)が、いてくれたりします…

ところがどっこい。

祖父のボードゲームへの興味がなくなったのか、私たちのほうが興味を他に移したのかはわかりませんが…。
モノポリーの銀行役どころか、祖父母の家に行ってもボードゲームそのものをいつの間にかしなくなり、それから年月は過ぎ、祖父は亡くなりました。


とうとう、私はモノポリーの銀行役はできないまま。

銀行役がやりたかったというよりは、家族で楽しく遊びたかっただけなのかもしれません。

今日はこの辺で。ではまた。


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