マスクと悪夢のハーフパンツ

ご無沙汰しております。
眺めるラジオ、または読むパルプンテ。図画放送局00.1mhzです。
こんにちは。

日曜日はフリートーク、【右から左へ聞き流す一人しゃべくり雑談】をお送りしています。

あれ…? もうすぐ5月…?

ここ数か月で目まぐるしく世の中が変わっていっていますが、私は元気です。意外とふつう。
いえ、もちろん手洗い&うがい、距離をとって行動していますけども。家で仕事したい。
…もともと人と距離を置く性格ですので、さほどストレスを感じていないのかもしれない……。

さてさて、世間にはびこるウイルスへの対策•手洗いとうがい。
そして必須アイテム、マスク問題が浮上しました。
私はふだんから毎日通勤時にマスクを着用していたので、幸い一ヶ月ほどは、騒動になる前に買っていた一箱で凌いでいました。

そして先日、とうとうそれも尽きてしまい……

マスクを手縫いする羽目になりました。

わたくし、お裁縫が、すんごく苦手なのです…。


手縫いがだめならミシンを使えばいいじゃない! というお声も頂きましたが、私にとっては
「パンがなければケーキを食べればいいじゃない!」
と同じ意味になります…。

苦手になったのは、学生時代の体験がキッカケです。

とある家庭科の授業

たしか中学生の頃の話です。

家庭科の授業に、「ハーフパンツをつくろう」というカリキュラムがありました。
私は雑巾すら縫ったことがありません。
むちゃくちゃハードルが高いことは、なんとなく授業が始まる前からわかっていました。

いま以上にボーッとしていた私は、とりあえず教科書やプリントを見ながら、先生の言う通りの手順で作業を進めていきました。

そのつもりでした。

飛び交う裁縫用語。ボビン、下糸、中表…。さっぱり頭に入らない。

作業の入る授業は、だいたい2時間連続×日にちという風に分けられていましたので、家庭科の授業も例えば木曜日の3、4時間目などに設定されていました。

ハーフパンツ提出日となる最後の日、適度にざわつく家庭科室の中で、規則正しいゆっくりめのミシンの音がカタカタカタカタ…。ボンヤリに輪をかけて眠気を誘います。

「はいー、そこまで〜」
先生の声が響きました。

ハタと我に帰った私の目の前に出来上がったものは

でかい二股の巾着。

ボー を通り越して呆然としました。
いつの間に裾を縫っていたんだ私は…。しかも妙に丁寧な縫い目になってるし…。

生徒たちのハーフパンツの出来具合をひとりひとり見て回っていく先生。
呆然としたままの私のミシン台までやって来ると ギョッ とした顔をして

「す、鈴木さん! 丁寧に縫っていたのよね! 大丈夫大丈夫! ほどいてやり直せるから!!」 

私は当時、学校にうまく馴染めずに極端に無口だったせいか、気遣って下さる先生方も数人いらっしゃいました。
この家庭科の先生もたしか、その一人。

…先生、あの…お気遣いありがとうございます…でも慰めは今はやめて…。
その優しいフォローが余計つらい…。

無事に居残りが決定し、先生にも手伝っていただき、なんとかその日に仕上げて提出しました。



そんなわけで、裁縫への苦手意識が定着してしまい、(…もう裁縫は二度とやるまい…)と心に決めたのでした。

ところがどっこい。この現状ですよ。
やむを得ず、針と糸を手に取りました。

母からお裁縫の最初から教わり直し、手縫いとミシンと両方のやり方で、マスクを縫いました。

案の定ガッタガタの縫い目になりましたが、使えています。

まさか、裁縫を覚え直す機会があるとは思いませんでしたが、

やっぱり苦手です。

てきぱきとその場でボタン繕える人はすごいな…。


余談ですが、

なぜか技術の授業の電ノコ(電動の糸ノコギリ。木工に使う道具。たまにノコギリが折れて木の板が激しく地団駄を踏む)は得意でした。
技術の授業で作成した木製のパズルは、我ながらよく出来てたなぁと思います。最後に紙ヤスリとニスでツヤツヤに仕上げるのも楽しかったです。

ミシンと電ノコ。
…道具として扱うコツはかなり近いと思うんですが…なにが違うんだ…。素材…?

近況

そうそう、話が変わりますが、視力ガタ落ちしたその後を少し。

眼精疲労が回復しました。
メガネを変えたことと、目薬の効能です。

用法と容量を3ヶ月ほど守った結果、ドライアイも改善しました。
それまで一日一回くらいしか目薬をさしていなかった…。

とりあえず、この調子で目も労り続けようと思います。


適切な自粛で、互いの身を守っていきましょうね。
皆様も、どうぞご自愛ください。

今日はこの辺で。ではまた。


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